お世話になっているバイク屋が主催する「モトクロス体験試乗会」が開かれました。毎回、子供が楽しみにしているので今日も朝から現地入りです。
例年だと年4〜5回開かれていた試乗会。500円ポッキリでバイクやメット、プロテクターまで貸してくれるとあって子供にチョイ乗りさせるにはもってこい。しかし09年は6月と9月(今日)だけ。本コースのフリー走行も空いているとのことで、関係者はモトクロス人口が減ったのかも、と危惧しておりました。
暗い話はさておき、朝10時に到着し受付を済ませます。すでに4〜5人の子供たちが親と一緒に手続き中。初心者の子は最初、広場で基本的なバイクの動かし方から学びますが、ウチの子供たちは経験者なので早速ミニコースへと向かいます。幸運にも他の子は初心者ばかりでミニコースは我が家の貸切状態になりました。コース前には50〜125ccまで数台のモトクロッサーが待機しており、好きなバイクに乗れます。
メットとプロテクターを装備した子供たち。いつもコースではヤマハのTT−R50に乗っている息子。今回はランクアップしてスズキのDR−Z70を選択。娘は自宅にもあるPW50を選びました。
バイクを始動。4ストのDR−Zは低音のアイドリングがカッコイイ。PW50の2ストの乾いた音が霞みます。2台並んでスタートラインに(写真上)。
先に息子からスタート。20ccアップとはいえ強力なトルクを堪能する走りです(写真中)。1回3周という規定をアッという間に終了。娘も慣れたPW50を快調に飛ばします。前回6月の試乗会は路面がドロドロでコースを走れなかった娘。その雪辱を晴らすかのようです。娘も1回コケただけで3周を回り切りました。
メットを外し、一旦休憩です。しかし、他の客はみんな初心者ばかりでミニコースには誰も来ません。無料のジュースを飲んでから、もう一度コースに向かいました。試乗会では1回3周を3セット体験できるので、あと2回乗れます。
息子はもう一度DR−Z70を選択。会場のお兄さんがエンジンを掛けてくれました。娘用にPW50のエンジンも掛けてくれましたが、そこで娘のチャレンジ精神が爆発。なんとランク上のTT−R50に乗りたいと言い出しました。
PW50は自転車と同じく、ブレーキがハンドルの左右にあります。それ以外の車種はリヤブレーキは通常のバイクと同様、右足で踏んで作動させる仕組みです。ノークラッチとはいえギアも3速あります。
ギアは2速にホールドするとしてもブレーキが心配です。主催のバイク屋社長が、娘に乗り方を説明。ウンウンと頷きながら聞く娘。さて、TT−R50に跨りコースインです。
走ってみると、おやおや結構マトモに走っています(写真下)。リヤブレーキも上手に制御しており、PW50よりスムーズに走っているように思えるほどです。
あとで娘に聞いたところ、PW50は(暴走防止用のリミッターが搭載されているので)アクセル開けても速度が出なくて走りにくかった、その点TT−R50は力があって運転しやすかった、とのこと。恐れ入りました。。。
最後に、同じ車種で残り1回分を走って試乗会終了。空いていたせいでアッサリ終わってしまった感じですが、貸切のように自由に乗れて二人とも満足したようです。
次回は来年春かな? ちゃんと開催されることを願います。