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 ボックスのタイトル : ひとり言
 題名 : HDパニックA

 

HDパニックその後です。


すったもんだの末、我が家に残ったSONY製HDVカメラ「HC9」。テープ式ハイビジョンに拘った結果、前回お伝えしたような騒動になったわけですが、これは逆に言うとHDV編集がマイナーになり下がっている証拠とも言えます。
現在の主流はAVCHD方式。カメラ売り場には、この方式の製品しかありません。パソコンにもHDVの取り込み口「iLINK(IEEE)端子」を装備していない高性能PCも多くなってきているのが現状です。返品したVAIO:LシリーズPCもAVCHD方式での編集が前提の作り込みがなされており、「HDVも編集できます」風な仕様になっていました。


AVCHD方式はSONYとパナソニックというライバル同士が本格的に手を結んで開発した規格です。東芝との戦いで、なりふり構わずブルーレイ規格も勝ち取ったSONYですから、なんとかAVCHD&ブルーレイという組み合わせで世に広めたいのでしょうね。

AVCHDの長所は、高画質&高圧縮です。少ないサイズで記録できます。これは同時に編集時の弱点でもあり、高圧縮ゆえにパソコンのパワーが要求されるのです。少なくとも先日までそう思っていました。
ところが最近のAVCHD編集は変化しているようです。もちろんAVCHD方式の動画を直に編集しようとすれば高性能パソコンが必要なのは変わりません。
AVCHD動画をSD並みの快適さで編集するために、VAIOは「プロキシ編集」を採用していました。


プロキシ編集とは、直訳すれば「代理」編集のこと。まずAVCHD動画の複製を作ります(もちろん全自動です)。ただ単にコピーするのではなく、SD品質並み(昔のDVテープ並)に画質を落とした複製を作るのです。編集は、そのコピー動画のほうを使って行うので当然、動作は軽快そのもの。
そして編集完了後にレンダリング指示をすると、完成品はコピーではなく「元のAVCHD動画」のほうを使って作成されるのです。編集指示のない部分はレンダリングされずにスルーするので時間も大して掛からない。

しかもVAIOの場合、大掛かりな効果が使われているシーンにはCPU演算ではなく、専用の高速ハードウェア・エンコーダーという専用パーツが担当するというトドメ技で締めます。


VAIOは編集ソフトもオリジナルや改造ソフトを多数搭載し、一連の編集作業をSONY独自のルーチンで完成できるよう保証した作り込みがなされているのです。ただ一点、HDV素材の編集で不具合があったわけですが、これも近い将来、改修パッチで直る見込みもあります。


そこで、考えました。
SONYが満を持して発売したVAIOなら、AVCHDに乗り換えてみようかと。
問題は手元にあるHDVカメラです。購入店に相談したところ、買い替えが条件ならOKです、とのこと。よかった!



で、売れ筋だというAVCHDカメラ「CX500V」に決定。もちろんSONY製です。用心のため、今回は売り場のVAIO:Lシリーズで動画の取り込みテストをさせてもらい、正常動作を確認してから購入しました。
もちろんVAIOのほうも買い直し、我が家に3台目のLシリーズがやってきました。パソコンとカメラの合計金額は当初より4万円近くも安くなるという嬉しい誤算付きです。

今日、子供たちの学園祭で撮影した動画を元にハイビジョン編集にチャレンジ。
前述のプロキシ編集に使用するコピー動画の作成に、ほぼ撮影時間並みの変換時間が掛かるのが難点ではありますが、それは指示してホッタラカシにしておけばいいだけのこと。取り込みは早いし、編集もサクサク。レンダリングも、ブルーレイディスクへのオーサリングも想像以上に速く、取り込んで簡単な編集をし、ディスクが完成するまで二時間も掛かりませんでした。こんなにもお手軽なら、最初からAVCHDにしておけばよかったと後悔しています。

不景気で給料も減りそうだし、しばらくはこれで楽しみたいと思います。

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