放射線の騒ぎは日を追うごとに大きくなり出しました。
当初から騒いでいる私以外に、今まで気にしていなかった市民たちにも浸透してきたように思えます。
子供たちの夏休みの研究課題。我が家はズバリ「放射線量MAP作り」です。
測定器を用いて自宅〜通学路〜学校までを歩いて測定し、線量の強弱をMAPに示します。そこから原因を推測し対策を考えるという感じです。
しばらくぶりに娘の小学校を計測して唖然としました。
以前計測したとき1(μs/h)の高い値を示した場所を再計測したところ、なんと2.6。測定器のアラームが初めて鳴りました。この2か月で倍以上に跳ね上がったのです。
もちろん原発から新たに降り注いでいるわけではなく、周囲のセシウムが雨とともに流され、数か所のポイントに集まったためと思われます。校庭の表土を削って一箇所に積んである部分と同程度の値です。
それ以外の場所は、概ね前回と変わらず0.3〜0.5くらいに安定していました。
次に息子の中学校を訪問。
あいにく教師が不在で許可が取れなかったのですが、校門は開いていたため息子と二人で勝手に計測してきました。
校庭中央の線量は0.4前後。市の計測値と同等でした。しかし、中央部なんて低いのが当たり前。問題は隅っこのほうなんです。こういう部分を公的機関は測りません。
野球場の隅に干上がった水溜り痕を発見。早速計測すると、やはり2.0を超えています。他にも生徒たちがランニングしたりする校庭周回部も同等な数値を示しました(写真:花壇を測定する息子)。
小学校はいろいろ対策を始めていますが、中学はほぼ無策のようです。
今日のニュースで国が打ち出した新たな指針。
「国民が生涯受ける累積放射線量を最大100ミリまでとする」
これを年割すると1.3ミリくらいでしょうか。
となると、今の現状の数値じゃ基準を数倍超えることになります。
こうなれば県も市も学校も動かないわけにはいかなくなるでしょうから、これからの動きに期待したいところです。
(つづく)