パソコンのデータというものは、徐々に静かに蓄積されるものですよね。各PCにHDD(ハードディスク)を次々と増設するうちに、どこに何が入っているのか分からなくなり、終いにはLANで共有する他のPCに移転したりして、ますます煩雑になっていきます。いちいち(他のPCに)潜ってデータを引っ張ったりする作業は非常に面倒クサイですよね。
USB型の外付けHDDは接続したPC用でしかなく、他のPCから気軽に使えません。HDDを手に持ってPC間を行ったり来たり。皆さんも経験ありませんか? 我が家には各部屋合わせるとPCは5台。こりゃLAN対応のHDDを導入するしかないかなぁ。
・・などの検討したりしなかったりを繰り返すこと半年。正月特価の価格に押されて、とうとう購入しました。NAS(ネットワーク接続型)外付けHDD。容量は今どきでは少なめの640GB。接続がカンタンなバッファロー製をチョイスしました。
NASはLAN接続方式です。家庭内LANのどこかに接続すれば、家中のPCから自由にアクセスできるようになります。HDD単体で動くため、不要なPCを立ち上げる必要もありません。
このバッファロー製のイイところは、使用していたPCの電源が落ちればNAS側の電源も自動で落ちること(もちろん投入も自動)。そもそもLAN接続されたPCは複数あるのに、どうやってNASを制御するのでしょうか?
これは、該当するPC全台に予め制御ソフトを常駐させ、どれかのPCの電源が投入(または切断)されることで、NASに電源投入(または切断)コマンドが投げられる仕組みのようです。もちろん、他のPCが使用中の場合はコマンドを無視するので安心です。
NASといえば24時間稼動が当たり前の機器ですが、電源連動機能は電気代も半減、停電のリスクも半減という優れものです。共有データのファイルサーバーとして使えそうです。動画の共有は容量を喰うので考えていませんが、足りなくなってきたらUSB型HDDをNAS本体に接続すればNASの増設HDDとして認識する仕組みもあり、拡張性も万全のようです。