10年以上愛用してきたMTB(マウンテンバイク)、とうとう息子へ譲ることになりました。
子供の体格でも乗れるMTBを探したものの丁度よいサイズが見つからず、試しに乗ってみた私の愛車が気に入ってしまったというわけです。
大人用ですからサドルを下げてもカレの両足は付きませんが、乗り降りさえ気を付ければ走行に支障はない様子です。
サイズオーバーを覚悟の上で譲りました。私も最近はバイクにしか乗らないので、こちらも経費削減ができて好都合。当面は近所の周遊程度で慣れさせ、本格的な使用はしない約束です。
ブリヂストン製MTB「BATTLE-WOLF(バトルウルフ)」。
本格的オフロード走行を可能にしたオールアルミ製の自転車です。そのためか、10年以上雨ざらしだったのに全くサビていません。ときどき注油程度はしていたおかげでチェーンにもサビはありませんでした。
劣化が認められたのはワイヤー関係です。とくにブレーキワイヤーが固着気味で操作が硬め。またサイドスタンドやサドルポスト付近など、アルミ以外の部品はサビに侵されていました。
春休み中の息子とともに、徹底的な整備を始めました。
外せる部品は外し、ヤスリで擦ってサビを落とします。バイク用の道具が揃っているので作業は順調に進みました。
チェーンや変速機部分は古いグリスと泥でベットリ。下地が何色かも分からない状態でしたが、新品と見紛うほどに復調。
外観上のサビや汚れが取れた姿は、とても10年以上経過した自転車には見えません。我々の努力というよりブリヂストンの技術の確かさを感じました。
問題のワイヤー関係は、注油程度での復活は難しい感じでした。仕方なく交換用ワイヤーを買ってきて丸ごと交換しちゃいました。部品代も300円と安く、作業もバイクと比べればメチャ簡単です。
息子と二人、磨きに磨いて仕上げたMTB。ときには娘も加わってのレストア作業。最後に息子の体格に合わせて各部を調整し完了しました。
これから先の整備はキミに任せたよ。バイクへのステップアップの前に、息子の整備練習には最適な道具かもしれません。