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突然ですがLEGATOくらぶは下記URLに引越しいたしました。

今後の更新は新館で行いますのでブックマークの変更よろしくお願いします。

 

LEGATOくらぶ新館

  http://legatoclub.blog.fc2.com/

  フォルツァ履歴@
 

 

 2010年10月05日

  突如やってきました!

 

エリミVの不調が原因で、突如として我が家の一員となったビッグスクーター「フォルツァ」。バイクの宿命である積載量の少なさを補うには、最適な選択だと思っています。

 

エリミVに限らず、バイクはクルマのそれと比べると荷物や同乗者を運ぶのが苦手です。リヤにBOXを付けて対策をしてきましたが、それでも快適とは言い難い。

大昔に乗っていた250ccスクーター「マジェスティ」は便利でしたから、あの程度のユーティリティが欲しいところです。

 

そんな中、エリミVが不調となり、直して保険を更新するか、バイクを買い替えるか選択を迫られました。

どうせならスクーターにしたい・・・

ネットで物色していたら、程度の良い格安のスクーターを発見。

ホンダ「フォルツァ」。

250ccのビッグスクーターで、発売当時その攻撃的なスタイルと走りで、30代の若者をユーザーに取り込もうとした戦略車です。

特にスクーターに拘ったわけではないのですが、タンデムや高速走行、そして積載性などを考慮すると、アメリカン的なクルーザーの利点を上回るものがあります。昔乗っていた「マジェスティ」の操作性や快適性は忘れられない魅力です。オートマである事を長短どちらに考えるかという点については、オフロードの「ジェベル」を残す事で解決したいと思います。

 

先日、先方の自宅から我が家まで自走で運んで来ました。久々のスクーターの操作に戸惑う私。週明けを待って名義変更を行い無事、我が家に仲間入りしました。しばらくはジェベル200とフォルツァの二台体制で行きたいと思います。

 

次回からインプレや整備状況を綴っていきます。

 

 2010年10月06日

  ドキドキの自走納車

 

仕事が終わった夜、電車に乗ってフォルツァの引き取りに行きました。

メットを持って電車に乗るのは久しぶりです(笑)。先方の家から自宅までは約30キロ。たいした距離ではありませんが、不慣れなスクーター操作と渋滞が心配です。

 

先方のマンション前にフォルツァとオーナーの姿。挨拶して、一通りの操作説明と注意点などをレクチャー。

通常のバイクなら、どの車種もほぼ同じ操作なのでレクチャーは要らないくらいですが、ビッグスクーターは各車それぞれの個性があります。まして久々に乗る私には絶対必要です。

メインキーをイタズラから守るためのシャッター、ガソリンコックの位置、蓋の開け方、パーキングブレーキの操作方法などなど。

 

特にエンジンの始動方法はよく聞いておかないと。ブレーキレバーを握っていないと掛らない仕組みですが、ただ握るだけではダメ。かなり力強く握らないとセルが回りません。

サイドスタンドが出ているとエンジンは掛りません。スクーターにはニュートラルがないので、アイドリングしたまま暖機するにはセンタースタンドで車体を立たせなければなりません。

 

この車体の程度はよく、黒い樹脂製パーツは本当に黒ぐろしています。しかしキャブレターのセッティングが悪いのか、軽くアクセルを煽るとアイドリング以下まで一瞬回転数が下がります。すぐ規定値に復帰はするものの、真冬とかだとエンストすることもあるらしい。この辺は、よくメンテしていかないと。

 

このオーナーさん、納車前にエンジンオイルを替えてくれていました。量は少し多めがいいと言っておりましたが、後日のメンテであまりにも多すぎてビックリ(後日解説します)。

 

実はこのフォルツァ、500キロしか走っていない新車同様の状態のまま保管されていたものをメンテした上で一年前に購入し、今日までの間に2万キロ以上走ったという変わった経歴です。

今回手放すにあたり、3千キロ走行前(二週間前)に前輪タイヤとVベルトを交換したとのこと。後輪タイヤも、ほぼ同時期に交換してあるため十分な山です。各種純正キーも未使用の一組が予備で付いており、新車同様で手に入れたという話もオーバーな表現ではないようです。

 

ただ残念なことに、ボディの各所に保管中に起きた傷を隠すために自家塗装されている部分が数か所あり、下取りとかの場合に価値が下がってしまうと思われます(これが私との個人売買に踏み切った理由か?)。とはいえ塗装自体は奇麗なので私は気になりませんが。

 

さてさて、1時間にも及ぶレクチャーのあと自宅に向けて出発です。

渋滞中に微速度前進すると、なるほどアイドリングより少しだけ回転が下がる症状が出ています。今はエンストする気配はありませんが、真冬はありそうです。

加速時は少しだけジャダー(車体のブレ)が出ます。気になるようなら、整備の対象にしましょう。

 

しかし気になるネガティブ要素はそのくらい。

加速はいいし音も静か。静止状態でのアイドリングも、すこぶる安定しています。メーター周りがクルマみたいでスポーティ。イルミの照度が暗いですが、奇麗に輝いています。

でも、前方にカウルのある車種に乗るのは久し振り。ハンドル操作でイマイチ酔いそうですが、慣れの問題でしょうね。

 

無事帰宅しました。

子供たちからの反応は上々で、これからのバイクライフが楽しみです。

次回からメンテをしていきましょう。

 

 

 2010年10月07日

  とりあえず定番の消耗品チェック

 

名義変更も済んで名実ともに私のものになったフォルツァ。まずは1つずつ消耗品をチェックしていきましょう。

 

1.エンジンオイル

この車両のオイル容量はMAX1.3ℓ、交換時は1.1ℓと記載されています。前オーナーは先日交換してくれていますが、一体どのくらい入れたのでしょうか。

オイル注入口の蓋を開けた途端、とんでもない事が起きました。なんとオイルがあふれてきたのです。それもジョロジョロと。慌てて蓋を閉め、下にトレーを置いて再び蓋を開けると、約200cc以上流れ出たところでストップ。その状態でも既定のハイレベルを遥かに超えています。醤油差しのような器具をでオイルを吸い取り、概ね規定値に合わせました。

 

それにしても、この量は尋常じゃない。どう考えてもエンジンに良いわけありません。普通はセンタースタンドを立てて量を計測しますが、この人はサイドスタンドで斜めに寝かした状態で合わせていたのでしょうか(そうでもしないとこんなに入れられないので)。

オイルを抜いたあとは、かなり軽快に加速するようになりました。

でもアイドリングの件は、あまり変化はありませんでした。

 

 

2.エアクリーナー・フィルター

前のオーナーは替えていないと言っていたので、早速チェック。しかし、どうアクセスするんだ? ネットにフォルツァ・オーナーの個人サイトがあって、各部の外し方が書いてあったので(感謝!)参考にしながらTRY。

後輪駆動部の上にあるBOXがそれですが、数本のネジを外していくと、1本だけカウルの内側にあるためドライバーが入らないネジがありました。構造をよくみると、カウルに1か所、穴が開いています。丁度そのネジの真上。ドライバーを差してみると案の定、ネジに届きます。この穴は、やはりメンテ用でした。

 

無事カバーを外し、エアクリーナーに到達できました。

 

「うっ…汚れてる」

 

汚れとオイル色に染まった汚いエアクリ。あれだけ多量のオイルを入れていたせいでブローバイガスも半端じゃなかったのでしょう。

事前に注文しておいた純正フィルターと比較してみると汚れ具合も一目瞭然(写真)。早速交換し元に戻しました。

走行フィールはさらによくなりました。アイドリングの件も少し改善されましたが、完治には至っておりません。

 

部品)純正エアクリーナーフィルター 2782円

 

 

3・点火プラグ

単気筒のフォルツァとはいえ、カウルの中にエンジンが強引に収まっているのがスクーター。どこにプラグがあるのかサッパリわかりません。エアクリのときメンテ用の穴があったぐらいですから、プラグも点検しやすくしてあるハズ。

どこかにアクセスする蓋とかないかなぁ…っと、ありました。左側ステップの後方に怪しい蓋があります。外してみるとプラグとプラグコードが見えました。さすがホンダ、分かりやすい。

プラグキャップを外し車載工具でプラグを外してみましたが、エッジもしっかりしておりキツネ色に焼けています。ほぼ新品のようで交換の必要は感じませんでした。

(追記:数日後イリジウムプラグに交換しました)

 

 

4・ブレーキパッド

パッドも替えていないと言っていたのでチェックしてみましょう。覗いてビックリ、前後とも2mmを切っていました。あと少し乗っていたらローターを傷付けていたかも。

前輪側はまだしも、後輪側のキャリパーはパーキングブレーキのワイヤーが接続されています。マフラーも外さないと作業しずらそう。

パッドを交換する際、飛び出したピストンをよく掃除しないとシール(ゴム製)を傷付けてしまいます。どのように作業するかは今後検討します。

 

 

他にも冷却水やギアオイルなどもありますが、それはまた後日確認します。リヤショックは最近、中古良品に交換済とのことでしたので大丈夫でしょう。フロントフォークも最近シール交換をしているらしく問題ありません。

オイル、エアクリ、プラグをメンテしてもアイドリングは完治しなかったということは、やっぱりキャブレターかなぁ。バイク屋は「よくある現象。エンストしないうちは気にしないほうがいい」とのこと。

完治を目指すならキャブのオーバーホールや、二次エアー(隙間から入り込む余計な空気)を吸っている個所を絞り込みながら追及する作業になりそうです。

 

ところでこのバイク、シート表皮が豪華です。純正ではない高価なものに貼り替えてあります。実は売りに出す前にイタズラで切られてしまったらしく、幸い犯人が捕まったので弁償させたとのこと。だから豪華なのか…(写真下)

実物は写真で感じる以上に高級感があり、私も気にいっています。

 

 

 2010年10月08日

  ETC取り付け&高速走行

 

エリミVに付いていたETC。そのまま一緒に手放すのは勿体ないので、エリミVから外しフォルツァに移植しました(写真:ボケてますけど)。

本体はハンドル下のグローブボックスに入っています。ここはカギが掛るから安心です。

 

先日、ETCの動作確認も兼ねたフォルツァの高速走行テストを実施しました。秋晴れの中、近所のインターに向かいます。無事ゲートは反応し、高速に入りました。

合流車線でフォルツァ初めてのフル加速。エンジン音と加速スピードが一致しないという無段階変速特有の違和感に困惑しながらも、かなり速い加速で合流。

時速90〜100キロで巡航。カウルとスクリーンのおかげで体に風圧が掛りません。逆に後ろの負圧で胸あたりの服が膨らみます。後ろから弱い風が来るためです。風圧が掛らない効果で疲れ知らず。エンジン音も風切り音も小さいため、時速100キロでクルージングしているという実感がまるでありません。

 

エリミVで高速を走っていたときの風圧・振動・雑音の三方攻撃がウソみたいです。ジェベルに至っては80キロ以上速度を出すとエンジンが悲鳴を上げますからね(笑)。

 

前のオーナーさんは北海道から九州まで、このフォルツァで何度かロングランしていたようですが、コイツならそれも可能かも…と妙に納得。

リヤBOXはホンダ純正のもので、車両に付いてきたオマケです。カギの形状からドイツのHEPCO&BECKER製かもしれません。容量35ℓ、開け閉めしやすいカギ、背もたれとして使える柔らかいパッドなどと十分な装備です。

 

とても快適な高速走行でした。ETCはバイクにこそ必要な装備だと思いますね。ただ、バイクのようなニーグリップ(膝でタンクを挟み込んでバランスを取る)が出来ないため、低速走行中にバランスを取るのが難しいです。止まる寸前にグラッとするときがあります。慣れるまでは立ちゴケとかの醜態を晒さないようにしないと…(汗)

 

 2010年10月12日

  オートチョークが効いてない?

 

何度か始動しているうちに気が付いた症状の一つにアイドルアップ不良の気配があります。

普通のバイク(キャブ車)はチョークという機能があります。始動し難い時にチョークを引くと混合気が濃くなり、エンジンが掛りやすくなる仕組みです。暖機が済んだらチョークを戻して走行しています。

 

フォルツァはオートチョークで、言葉どおり自動チョーク機能を搭載しています。始動直後はチョークON(針が縮んでチョークが効いた状態)でエンジンが掛り、暖機に応じて徐々にチョークが解除される仕組みです。チョークONのときはアイドリングの回転数が高くなるので、すぐ体感できるハズです。

しかし、最近数回の始動ではアイドリングが上がりません。暖機完了後は元気に走るし、アクセルを閉じた状態ならアイドリングも安定しています。

 

オートチョークは壊れやすいと聞きますが、壊れるときはONのまま(針が伸びてこない)になる事が一般的。つまりチョークが効きっぱなしになるわけで、始動時はアイドルアップし、走行中はボコボコいって回転が上がらない症状になるハズです。今回の症状と真逆ですね。

と言う事は、針が伸びたまま故障しているか、針が伸びた状態と同じくカーボンなどが穴を塞いでいる、というところでしょうか。オートチョークがOFFのまま(針が伸びたまま)故障するなんて有り得るのかな。

でも今日、5分くらい走ったあとエンジンを止めてオートチョークを手で触ってみたところ結構温かかったんです。針を伸ばすための熱膨張体は反応しているってこと?

 

サービスマニュアル(整備書)を見ると、フォルツァのオートチョークはエンジン回転数や水温などを総合的にみて、チョークのON/OFFをしている模様。今くらい暖かい気温だと反応しない仕組みでもあるのかな? …う〜ん、よくわからない。

 

前のオーナーが「真夏と真冬はアイドル回転数とパイロットスクリュを調整してる」って言ってたな…ということは、効かないチョークをそのままにして、むりやりキャブを調整してたのかも。だとしたら、アイドリングの不安定な症状も理屈に合うかも。

やっぱりオートチョークとキャブを点検・調整しないとダメみたいですね。

 

 

さて、その問題はさておき、その前にプラグを替えてみることにしました。どうせ替えるならイリジウムプラグです。

イリジウムは着火の火花が強くトルクアップが期待できますが、やや高価なのが欠点です。

 

娘をタンデムさせて2りんかんへ。フォルツァ用のイリジウムをゲット。たまたま20%OFFセールの日で安く購入できました。

イリジウムは電極の先端が針のように尖っていて安定した火花が出ます。ジェベルにも装着していますが、心もちパワフルになりました。

 

早速、2りんかんの駐車場でプラグを交換し帰り道でテスト。残念ながらアイドリング不調には効果はありませんでしたが、多少パワフルな動作になりました(写真はジェベルのモノです)。

こうやって消耗部品間系からキレイにしていって、最後にキャブ&オートチョークに手を掛けたいと思っています。

 

部品)イリジウムプラグ  1340円(20%引)

 

 2010年10月13日

  まずはFブレーキパッド交換から

 

昨日、東京は上野のバイク街でフォルツァ用のブレーキパッドを購入。今回は簡単なフロントだけ。リヤはマフラーを外したりパーキングブレーキに連動してたりして少々複雑なので、よく見極めしてから行う予定です。

 

まずは前輪のディスクブレーキのパッドを交換します。

仕組みはエリミVと同じく右ブレーキレバーの油圧で作動する2ポッドタイプです。しかし、2つのピストンの中央に小さなピストンが1個ありまして、これが左ブレーキ(リヤ)の油圧に連動するようです。フォルツァの左ブレーキは前後連動して制動が掛るコンビブレーキを採用してますから、こういった特殊なキャリパーなのでしょう。

 

 

まずはパッドを支えるパッドピンというボルトを緩めます。ボルトにはカバーが付いていますから、それを外してから行います。

次にキャリパー本体をフォークに固定しているボルト2本を外します。ボルトを抜いてもパッドがディスクを噛んでいますから、キャリパーをディスクに押し付けて若干隙間を作ってから外したほうがいいでしょう。

無事分離に成功したキャリパー。カスで真っ黒です。パッドピンを完全に抜き取るとパッドが2枚外れます。

 

ギョエェ、ギリギリセーフじゃん!

 

外したパッドの残量は1mm弱。よくまぁ、ここまで使い切ったもんです。あと少し乗っていたらローターを傷付けてしまったに違いありません。新品のパッドを並べてみると、その差は歴然ですね(写真上)。

 

 

 

さて、新品パッドを入れる前にキャリパー本体を奇麗に洗いましょう。

ピストンは減ったパッド分だけ飛び出ていますから、このまま中に押し込むと内部のシール(ゴム)を傷付けてフルード漏れを誘発させてしまうからです。

お湯に中性洗剤を混ぜた溶液を作り、古い歯ブラシを使ってゴシゴシ洗います。3つのピストンの輝きが見えてきました(写真中:ボケちゃいましたけど)。

案の定、ピストン表面には錆が出ています。ブレーキレバーを少しだけ握ってピストンをさらに飛び出させ、ペーパーヤスリを使ってゴシゴシ。念入りに表面の錆を落としていきます。ピストンを飛び出させるとき、あまり出し過ぎるとポロリと脱落してしまうので工具を挟んでおくとよいでしょう(外れてしまったらフルード入れ替え&エア抜きという別の地獄が待ってます…笑)。

 

 

ある程度落としたらピストン外周にシリコンオイルをスプレーし、専用工具を使ってピストンをゆっくり半周回します。裏側を表に向けるわけです。シールを傷付けないよう慎重にゆっくりと。そして再びゴシゴシと錆を落としていきます。ピストンを回した工具はジェベルのキャリパーをオーバーホールするときに買いましたが、簡単にピストンを外せるのでオススメです。

 

概ね奇麗になったキャリパー。再びシリコンスプレーをシューしてから、ゆっくりと3つのピストンをキャリパー本体に押し戻していきます。やや力が要りますが、指で押せるなら問題ありません。

このときハンドルのマスターシリンダーにあるリザーブタンクの蓋を開けて量を確認しながら押しましょう。減った分を補充していると、ピストンを押し戻した段階でフルードが溢れてしまいますから注意です。パッドが減ったらリザーブの量も下がるのが普通。漏れていない限り、フルード量は変わらないのです。

 

パッドピンも軸に錆びがありました。本当は交換したほうがよいのですが、今回は錆を落として再利用。グリスをタップリ塗って新品パッドをセットします。キャリパーをボルトで固定して完了です(写真下)。このときキャリパーを上向きに上げ、ガタを無くした状態で固定するといいでしょう。

 

最後に肝心な儀式があります。ブレーキレバーに抵抗が出るまで数回ニギニギしておくことを忘れずに。ピストンを適正位置まで出しておかないと、ブレーキが効かずに事故します(怖)。前後連動ブレーキですから、もちろん左ブレーキレバーでも同じことをする必要があります。

 

さて試乗です。

効くものの、タッチはマイルドです。ローターとの馴染みがでるまで仕方ありませんね。当面は制動に気をつけたいと思います。

作業中フルードの色を確認したところ、ちょっと濃い目でした。かなり劣化しているようです。近いうちにフルード液の交換をしないといけませんね。

本当はキャリパー自体のオーバーホールをしたいんですが、エア抜きが大変なので億劫です。気が向いたらやってみます(汗)。

 

なお、ブレーキ関係は重要保安部品です。自分でやる場合、それなりに勉強してからトライしてください。作業は難しくないのですが、自信がなければ業者に任せたほうが無難です。

 

部品)Fブレーキパッド RK FA5  3780円

 

 2010年10月15日

  Rブレーキパッド&Fフルード交換

 

今日はリヤのパッドを交換しようと思います。業者に頼むと、パッドとフルード交換でも結構工賃を取られますから自分でやっちゃいます。

 

 

1.リヤブレーキパッドの交換

 

リヤは1個しかピストンがないため作業がラクと思いきや、フォルツァはパーキングブレーキ連動式のため多少複雑な構造のようです。

 

キャリパにアクセスするには、まず邪魔なマフラー(サイレンサー)を先に外す必要があります。マフラーを固定している4本のボルトを外し、エキパイを咥え込んでいるジョイント部分のバンドを緩めると結構アッサリ外れました(写真上)。

外したマフラーには、前のオーナーが錆止め目的で耐熱塗装をしているようですが、熱でボロボロ剥がれ始めています。やはり自家塗装は持ちませんね。

その箇所以外は結構キレイで、手持ちで振ってもシャリシャリ音がするようなこともなく、機能的にも十分元気なマフラーでした。

フォルツァのサイレンサーはホントに消音効果が高く、アイドリングも力強いながらも静かです。回転を上げると多少大きく感じますが、年式を考えればこんなもんでしょう。住宅地でも始動に気を遣う必要はありません。

 

 

話しを戻しましょう。

顔を出したリヤのブレーキキャリパ。フロントに比べると小じんまりしています。キャリパにはパーキングブレーキのワイヤーが連結されています。どういう仕組みなんでしょうね。

 

まずパッドピンのキャップ(金属ネジ式)をマイナスドライバーで外し、パッドピン自体を六角レンチで緩めます。本体が固定されている状態で緩めないと固いです。

本体を固定しているボルトを2本外すとキャリパが外れるハズです…が、ローターにかみ付いて外れません(涙)。ローターに押し付けてもクリアランスが広がらないので、グリグリ動かしながら強引に外しました。

やはりキャリパはカスで真っ黒でした(写真)。

 

 

パッドを外してみます。フロントほど悲惨ではありませんでしたが、残量は2mmを切っていました。新品のパッドと比較すると、いかに減っているかがわかりますね(写真)。

今回リヤに使用するパッドは通称「赤パッド」と呼ばれるスタンダードな製品です。フォルツァの性格やリヤということを考えると、高級品は要らないと思って選択しました。

 

前回同様、中性洗剤を混ぜたお湯を用意し、歯ブラシでゴシゴシ洗って汚れを落としていきます。ピストンにも少しだけ錆が出ていたのでスポンジヤスリ等を使って磨きます。パーキングブレーキ連動タイプのためか、このピストンは表面に十字が切ってあります。

ここにラジオペンチを溝に当ててクルリと回し、裏側を表に向けて錆を残らず落とします。

 

さて、ピストンを押し込みます。

このタイプはグイグイ押し込むのではなく、さっきの要領で時計回しにクルクル回すとネジのように格納されていくそうです。知らなかった…

 

 

グリスを塗ったあと新品のパッドを嵌め、磨いたパッドピンにもグリスを塗って差し込みます。

本体を2本のボルトで固定。オーバーホールまではしませんでしたが、概ね奇麗になりました(写真)。馴染みが出るまで、しばらくはブレーキの利きがマイルドになると思います。

 

さて、パーキングブレーキの調整はどうやるんだろ…

運転席のレバーを操作してみると、交換前と何ら変わりません。てっきり緩くなったワイヤーを調整するもんだと思っていたので、なんか拍子抜けです。

どうやらピストンを回転させながら引っ込めた手順自体が、遊びを作らなくするみたい。キャリパを分解しない限り、調整は不要ということかもしれませんね。

マフラーを取り付け、忘れないうちにレバーをニギニギ…前回同様、制動可能な位置までピストンを飛び出させて完了です。

 

試し走行で確認です。確かに効きはマイルドになりました。今のところ、前後ともフルード漏れは出ていません。シールは無事のようです。

あとはフルード液だな。

テスト走行のついでに2りんかんへ。ブレーキフルード液を購入して帰宅。

 

 

2.フロントキャリパ側のフルード交換

 

出社までまだ少しだけ時間があったので、前輪側のブレーキフルード液も交換しようかな。

右マスターシリンダのリザーブカップを開けます。フルードの色は濃くなってますので、まずは注射器で吸い取れる分だけ先に吸い取っておき、新しいフルードを注ぎます。

フルードは塗装に対し強い攻撃性があるため、垂らさないようアチコチ布で覆っておくのを忘れずに。万一付着したら、すぐ水で洗えば大丈夫です。

キャリパのコックにホースを取り付けペットボトルに導きます。

 

さて、ここからはリズムが大切ですね。

右ブレーキレバーをグッと握ってホース内に圧力を掛け、その状態で維持したまま、キャリパのナットを緩めます。すると圧力によって古いフルードがホースに出てきます。出しきったらナットを絞めてレバーを放す…この操作を繰り返します。

何度かやってるとリザーブタンクに注いだ新しいフルードが減ってくるので、ときどき確認して注ぎながら繰り返します。手順を間違えたりフルードが切れたりすると空気が入ってしまいます。となるとエア抜きという根気のいる作業をするハメになるので注意が必要です。とにかくリズミカルに。

 

やがて古いフルードが抜け切り、透明に近い新しいフルードがホースから出てきますから、これがホース内がすべて新しいフルードに入れ替わった証。

ついでに、左ブレーキに連動する前輪側のホースのほうも、同じ手順で入れ替えました。タッチの変化はあまり感じませんでしたが、性能は格段に上がったと思います。

 

時間の関係で後輪側のフルード入れ替えは出来ませんでした。これは次の休みにでも行う予定です。

フルード液は吸湿性が高く、水を吸うと性能を発揮できません。1〜2年に一度は全量交換が理想です。手間が掛るし重要保安部品に対するメンテですから、自信がなければ業者に任せたほうが無難です。

 

部品)

デイトナ赤パッド         3990円

純正ブレーキフルード缶 DOT4  976円

 

 2010年10月17日

  Rブレーキフルード交換&キャブ調整

 

先日、時間が足りずに出来なかったリヤブレーキのフルード液交換を行いました。手順自体はフロント側と同じです。

 

問題は、リヤのブレーキキャリパとハンドルのレバーの距離が離れてるってこと。
レバーをニギニギしながらキャリパのボルトを操作するにはどう構えれば上手くいくのか。自分の立ち位置を決めて両手を伸ばし、リズミカルに操作。前回同様にセットしたホースから濃いフルード液が出てきました(写真)。

事前に外しておいたマフラーを取り付けて完了。フロント側より短時間で出来ました。体感できるような違いはありませんが、新品に入れ替えたことで気分的には安心です。

 

少しだけパッドが引きずっている感触があります。これを直すにはキャリパのオーバーホールしかありません。今はする気力がないので、そのうちトライしてみたいと思います。

 

 

試乗がてら走りましょう。どうせなら例のアイドリングの件を尋ねにホンダのディーラー「DREAM店」に行ってみよう。娘をタンデムさせ、問題なく作動するブレーキを確認しながら、約30分で店に到着。
ホンダにはWING店、DREAM店があり、規模・技術・設備で勝っているのがDREAM。フォルツァの開発メンバーを兄に持つ後輩を通じて、その人に聞いてもらったところ「DREAMに見せると確実」と言われていたのです。

 

広くて綺麗な店内。最新型のピカピカなバイクがズラリ。中古車も磨きあげられて展示されていました。新型フォルツァのカッコ良さに惚れ惚れしながらも、整備士を呼んで相談してみました。

 

@始動時にアイドルアップしない(1000回転前後)
 正常でもあまりアイドルアップはしないそうで、せいぜい1500〜1700回転程度。オートバイスタータ(オートチョーク)の故障も有り得るが、始動時エンストせずに暖機が進むなら様子見したいところ、とのこと。

 

A軽くアクセルを煽った後、一瞬アイドリング以下まで回転が下がる
 キャブの調整で直るかもしれないが、ピストンの圧縮低下だとしたら大ごとになるかもとのこと。キャブのパイロットスクリュの調整だけで直ればいいのだが…

 

駄目もとでキャブを調整してくれるか聞いてみたところ、快くOKしてくれました。


ピッドに運ばれジャッキアップされたフォルツァ。小さなメンテ蓋を開けてキャブのパイロットスクリュを調整する整備士(写真)。

パイロットスクリュは低速での燃調を制御するネジです。ホンダの場合、このネジが特殊でDの形をしており専用のドライバーが必要なのですが、これを買って調整しても原因が別だったら買い損ですからね。

 

店内でバイクや用品を見ながら時間を潰すこと約15分。調整の終わったフォルツァがピットから出てきました。

整備士の試乗によるチェックが念入りに続きます。アイドリング、加速などの様々な条件をチェックしているようです。
やがて店の前に停車。原因を聞いてみたところ、驚くべき答えが返ってきました。

 

「パイロットスクリュが完全に閉じてました(笑)」

 

(…ハイ?…全閉ですか)

 

「ええ。いろいろ試してみましたが、既定の設定値がもっとも安定しましたね」

 

アクセルを煽ってみても、アイドル以下に下がる事はなくなっています。すごい! っていうか、前のオーナーは何でこんな設定をしたのでしょう。

 

「閉じて燃料を濃くし、あとからアイドル回転数を強引に調整したようです。ただ、@の症状がオートチョーク系の故障だとしたら冷間時の始動性が悪くなるかもしれません。その場合は、もう一度チェックしましょう。これだけ暖機時に安定しているなら始動不能にはならないと思いますけどね」

 

オートチョークは利いたまま壊れるだけでなく、利かない状態で壊れる場合もあるそうです。この件については様子見していきましょう。

 

さて、代金を払います。財布を出したところ、

 

「いえいえ結構ですよ」

 

(え?…あ、ありがとうございます!)

 

神様に見えました…

 

丁寧にお礼を言って、娘を乗せてDREAMを後にしました。
アイドリングも安定しているし、例の症状も全く出ません。加速もいいし高速でも伸びがあります。本当に調子いい。症状のアドバイスをもらうだけのつもりが、タダで直してもらっちゃいました(汗)。

始動性については長期的に見てみます。

 

DREAMの技術とサービスに大感謝!

 

 2010年10月19日

  オートチョークは効いている?

 

ホンダのDREAM店で調整してもらったキャブレター。その後もアイドリングの不調はなく、至って快調です。

次の課題は始動性。エンジンが掛らないのではなく、掛ってもアイドリングが低いのです。

今朝エンジンを始動してみました。気温は16度。始動不能になる気温ではありませんがオートバイスタータ(オートチョーク)の動きをみる事はできそうです。

 

キュルル、ブロロン!

 

エンジンは一発で始動しました。アイドリングは思ったより高くて1500回転くらいで回っています。これは暖機後の安定した回転数と同じです。通常の冷間時ですとチョークなしでは1500は維持できないと思います。つまりオートバイスタータは機能しているってこと?

1分後、不思議なことに徐々にアイドリングが下がってきました。まるでチョークが途中で終了してしまった感じです。700〜1000回転でウロウロしています。もっと寒い日やタイミングによってはエンストしそうなほどの弱々しさで、なんとか回っています。

3分後、徐々に回転が上がってきました。暖機が進んできた証拠でしょうか。そして5分後、水温計が上がり始め、1500回転付近で安定しました。

 

オートバイスタータ(参考写真)を触ってみました。

熱いです。

つまり、ちゃんと通電され、中のワックス(熱膨張体)は発熱しているようです。この膨張でニードル(針)が伸びて始動用燃料を遮断する仕組み(チョークの終了)なわけですが、針がきちんと伸び縮みしているのかはわかりません。

1500で始動したのがチョークのせいか、あまり寒くない気温のせいか、今のところ判断つきません。

 

そもそもオートバイスタータは何分ぐらいで針が伸び切るのでしょう。サービスマニュアルには書いてありません。違う車種の記事には「寒い季節で1〜2分」との書き込みもありました。1分程度で伸び切ってしまうなら、今回の始動テストの結果も納得できるのですが…。

 

暖機中にアクセルを煽ると余計回転が下がってしまいますので、エンストしがちな時は走りながら暖機をするしかありませんね。

気温の低い日の始動性を確認しつつ、状況によりオートバイスタータの交換なども検討したいと思います。

 

 

 2010年10月20日

  ホットイナヅマの装着

 

今日、2りんかんに行ってキャブレタークリーナーを購入してきました。燃料に投入するタイプのもので過去、気休めに愛車に入れ続けています。今回のフォルツァのキャブにも効果があるといいんですが…

 

駐輪場に戻ると同型・同色のフォルツァに乗る人がいたので声を掛け、ちょっとだけ話しをしました。オートチョークの件を質問したら、彼のフォルツァは始動時1500回転をずっと維持するとのこと。仕様ではなく、私のだけアイドリングが下がるようです。やっぱりオートバイスタータを替えようかな…

 

さて、今日行う作業はホットイナヅマの装着です。

手放したエリミネーターVから外した製品で、フォルツァに移植しようと思います。

 

ホットイナヅマの正体は「電解コンデンサ」。これは蓄電する性質があり、バッテリーの電圧を補って安定させる装置です。言わばサブバッテリーみたいなものかな。バッテリーの電圧が不安定になっても、コイツが差分を埋めてくれるような仕組み(と解釈しております)。

過去、クルマにもバイクにも全て装着しています。効果のほどは?です。納車後すぐに着けるから比較が出来ないんですよ。プラシーボ効果のほうが強いかも…です(汗)。

 

バッテリーの上でウネウネしている配線、これがバイク用ホットイナヅマです(写真)。

コンデンサとヒューズしかありません。実はDIY製品であるためシンプルです。取り付けも至ってカンタン。バッテリーのプラスとマイナスの端子に、それぞれの配線を接続するだけです。

 

効果のほどは…やっぱり体感できませんでした(笑)。

でもイザ!というときバッテリーを支えてくれると信じてみましょう。

 

 2010年10月21日

  初回燃費は23km/ℓ

 

先日、納車2回目の給油を行いました。

気になる燃費は23km/ℓでした。高速も少し乗ったし、渋滞にも少しハマったりしたので概ね実用燃費だと思います。スクーターでこれだけ走ってくれれば満足です。

前のオーナーによると高速主体なら30kmはいくと言っていましたが、私はあまり高速に乗らないので、まあこんなもんでしょうね。

 

始動テストの結果について、先日お世話になったDREAM店の整備士に電話で伝えました。

整備士曰く「始動直後に1500回転出ているのはいいが、1分後に回転が落ちてくるのはおかしい。通常は回転数を維持するハズ。診てみないわからないが、オートバイスタータ(オートチョーク)の故障かも」とのこと。

部品の値段は4〜5千円くらい。もうしばらく様子をみて、場合によってはフォルツァを預けてみたいと思います。

 

今日は雨。バイクを出せません(涙)。

仕方なくカーポートでバイクをいじることにしました。まずランプの球切れを起こしたジェベルのバルブ交換を実施(ジェベルのコンテンツ参照)。

 

フォルツァを眺めていたら、ETCの配線取り回しが気になりました。コードが露骨に見えているからです。

フェアリング(風防)やメーターカバーを外し、コードの引き回し方法を模索。結局、メーターカバーの端っこに切れ込みを入れ、そこからインジケーターランプとアンテナのコードを落とし込むように変更。位置は前回のままです。

他にも良さそうな取り付け位置がありますが、穴を開ける場所が目立ちそうだったので、元のままとしました。最後に外したフェアリングや車体を磨いて終了です。

 

フロントウインカーのオレンジ色のプラスティックが、日焼けして艶がありません。そのうちコンパウンドで磨いて艶やかに戻したいと思います。

 

 2010年10月22日

  始動性は相変わらず…

 

今日もフォルツァを出しました。注文したフォルツァの取説書が入荷したので受け取りに行ったのです。在庫さえあれば当時の部品として購入出来ます。取説なんか無くても操作は分かりますが、私は取説書を読むのが好きなんもんで、中古車を買うと必ず手に入れてます(笑)。

 

寒い朝でしたが、エンジンは一発で始動。いつもより高めの1700回転くらいで暖機が始まりました。気温(冷却水の水温)により差があるみたいです。

サービスマニュアルによると、フォルツァのオートバイスタータはエンジン回転数と水温計のデータを総合的に判断してオートチョークに電気を流す仕組みとのこと。複雑なことをやってますが、壊れると要因が多岐に及ぶので困りものです。

オートじゃなくても手動チョークでいいのに…マジでそう思います。

 

1700回転のアイドリングは1分後、やはり回転が落ち始めました。やがてエンストしそうになりますから、今日はトットと発進しちゃいました(笑)。ゆっくり走りながら総合的に暖機するわけです。

 

20分ほど走って買い物をし、20分後に再びエンジン始動。さっき十分な暖機をしたハズなのに1000回転ちょっとで始動しました。水温が十分に温まっていなかったのかもしれません。ホントにデリケートで困ります。

帰り道では十分な暖機が出来たためか、アイドルが下がる事はありませんでした。

 

帰宅後フロントウインカーを磨きました。常に陽が当たる上半分の艶がなく、クリアオレンジ色の透明プラスティック部品が曇って見えるからです。

まず1000番の耐水ペーパーで表面薄く削ります。この段階では作業前以上に透明感がなくなりますが、下地調整の意味では大丈夫です。

次に液体の極細コンパウンド(研磨剤)を付けたウエス(ボロ切れ)でゴシゴシ擦っていくと、徐々に表面が滑らかになってきました。数分後、新品のような透明感の復活です。

 

こういったレストア的作業、私は大好きです(笑)。

 

部品)フォルツァ取扱説明書   735円

 

 2010年10月27日

  冬並の気温下での始動

 

年末並の寒気が入った関東地方。日中でも10度ちょっとの冬並の気温です。はたしてフォルツァは低温でも始動できるでしょうか。

 

午前中と夜間の2回、フォルツァのエンジンを始動。セルモーター一発で簡単に始動できます。始動直後はアイドリングが1700回転くらいまで上がって暖機が始まりました。

オートチョークが機能していなければ、ここまでの回転数は出ないと思います。しかも通常より高い回転数です。オートバイスタータは機能しているようです。

1分半くらいしてからアイドリングがブレ出しました。徐々に1000回転くらいまで下がってきます。バイスタータの針が伸び始めたって感じです。このへんからはいつもと同じ症状です。

少しアクセルを開けて手動操作で暖機させると、やがて1500回転で安定しました。

 

15分くらい走った程度での再始動ではエンストすることもしばしば。何処かに問題は抱えているのは確かですね。オートバイスタータの解除が早く感じるのも気になりますが、今のところ始動不能に陥りそうにはないし、完璧な暖機後は元気ですから、もう少し冬の到来を待って対策してみます。

 

 2010年10月29日

  クランクケース冷却エアフィルター

 

クランクケース部分にはポンプのような回転式フィンが刻まれています。外気を吸い込んで内部を冷やす構造ですが、取り入れ口にフィルターが付いているようです。取説書によると一年点検時に清掃するよう推奨されていました。

ドライブベルトは最近交換していると前オーナーが言っていましたから極度の汚れはないと思いますが、一応現在の状態を自分の目で確認しておきましょう。

 

問題はカバーを外す手間です。

車体丸ごとカウルに覆われたビッグスクーターの整備は何をするにも外装を外さなければならないため、本当に面倒です。今回は下部フロアカウルを外しますが、それにはステップボード付近のネジをシコタマ外す必要があります。

そのネジも一種類じゃない。

長さの違う+ネジ、六角レンチで外すネジ、レンチで外すボルト、プラスティック製のビスなど、各所でバラバラなのです。外したネジを仕分けして配置。やっと下半分が見えてきました(写真上)。

 

 

クランクケースの上にPの形をした箱があります。3本のボルトを外すと、中に掃除機のフィルターのようなスポンジが。これがエアフィルターです(写真中)。

表面に植物の皮がかなり張り付いてはいますが、概ね奇麗でした。ポコっと外してスポンジの状態をみると案の定、かなりゴワゴワです。あと少しでポロポロと崩れてしまうでしょうね。今回は表面を叩いてホコリを落とし、掃除機で吸い取って再利用。交換は次の機会ということで(汗)。

 

 

カウルを外したついでに内部を観察してみました。冷却水の流れるホース類は概ね奇麗な状態で問題なさそうです。車体中央には小さなラジエターがありました(写真下)。匡体や冷却ファンに錆びはなく、かなり奇麗な状態です。

ラジエターは風で冷却水を冷やす構造ですから、普通は車体前面に露出しています。

つまり、リヤにエンジンがあるスクーターはラジエターが離れてしまうのです。

一方、フォルツァのラジエターは中央にあるぶんエンジンの側ですから、冷却水が循環するホースの距離が短くなり、水量も含めコストが削減できます。

心配な点は「ちゃんと冷却できるのか?」という事ですが、フロントカウルや車体前面から取り入れた走行風を効率良く車体内部に導き、冷却性能を確保出来る設計がなされているようです。

とはいえ、ちょっと渋滞に嵌ると冷却ファンは回るし、水温計は常に高めを指してるし、大なり小なりの影響は出ていますが(笑)。

 

カウルを組み付けながら気が付いたのですが、キャブからオーバーフローしたときにガソリンを排出するドレンホースが無くなっていました。また、キャブのエアードレンホースっていうのが下に垂れてなく、車体内部に取りまわされていました(汗)。

このヘンがいじられているってことは、このフォルツァ、一度キャブ周りに何か手を入れた過去があるのかもしれませんね。不調の原因かな?

 

 2010年10月31日

  エアードレンホースの接続

 

前回の整備で気が付いたホースの件。1本はキャブレター負圧ホースのエアー用ドレンホースの引き回し(所定の場所にホースが配置されていない)。もう1本はガソリン排出用のドレンホースが欠品しているというもの。

 

まず負圧用のドレンホース。

発生した水分などを外に排出するためのもので本来は下向きに垂れていなければいけませんが、これが水平になって見えない所に隠されていました。今回、悪戦苦闘の末、所定の場所へ。前のオーナーかバイク屋が途中で面倒になって隠したものと思われます(汗)。

 

 

次にガソリン用ドレンホースです。

キャブの下から真下に伸びるホースで、キャブから溢れたガソリンを誘導して地面に排出するためのもの。もう1台の愛車「ジェベル」は、このホースからガソリンが自然に漏れるオーバーフローという持病があるので、私には馴染みのホースです。

しかし、フォルツァのキャブにはホースが付いていませんでした。整備後に付け忘れたのか、自然に外れて落っことしてしまったのかは不明。

 

とりあえず、いろんな純正部品を注文しに2りんかんに行ったので、ついでにホースも注文。しかし、この純正ホースはすでに欠品していました。仕方なく代替のガソリンホースを店頭で購入。

 

適当な長さに切り、キャブ下の排出口に接続(写真)。約30cmの長さに切り、整備書どおりの引き回しで車体下部に垂らして完了です。

 

さて、いろいろ細かな純正部品を注文してきましたので、届いたら順次交換を始めて行きたいと思います。

 

部品)透明フューエルホース汎用品    367円

 

 2010年11月01日

  エンジンオイルかキャブの温度?

 

午前中は雨。午後から次第に日差しが出て来た今日、買い物がてらフォルツァで流してきました。
始動性はクセが分かってきたので、今日は20分程度走行したあとの再始動について検証してみました。20分程度の走行では再始動直後のアイドリングが低めになります。ひどい時はエンストです(汗)。

しかし今日、長めに走行してエンジンも水温も十分暖機されたあと、1時間停止してから再始動したときのこと。水温が結構冷めていたにも関わらず、エンストはおろかアイドリングも安定したのです。一概に水温とは言い切れない症状です。

 

考えられる他の要因は、まずエンジンオイルの温度。
オイルが十分温まっていればエンジンも軽快に回る。考えてみれば至極当然の話ですね。
ウチのフォルツァの場合、前オーナーが多量に入れていた分を抜いたとはいえ、オイル量はまだ多めです。少し堅めのオイルかもしれません。近々オイル量をもう少し減らすか、柔らかめのものに替えてみようかと思います。

 

もう一つの可能性はキャブレターの温度。

ガソリンは気化する度に熱を奪いますから、暖機を続けてもキャブの暖機は効率よく進みません。温度が低いとガソリンは気化しにくく、キャブが温まるまではガソリンが薄めです。度が過ぎるとキャブが凍結してしまうこともあるそうです(アイシングという)。もしここでオートチョークのほうが先に終了してしまうと始動性が落ちて当然のような気もします。

フォルツァには温まった冷却水をキャブに流すヒーターが搭載されておりアイシングを防止していますが、凍結しないまでも始動直後は機能しにくいでしょうから、このあたりが要因の可能性でしょうか。

 

本来は別の問題があって、上記のような要因が加わると症状が顕著に出るのでしょうね。

 

さて、毎回左側のアンダーカウルを外して整備していたので、今日は反対側のアンダーカウルを外してみました。外し方は同じですが、多少ネジ類が固めでした。

外してみて中を観察。ゴムホース類もキレイだし、各所のネジやボルトにもサビはなく、およそ8年が経過したバイクには見えない状態でした(写真は整備前)。
ゴムパーツには劣化防止剤をスプレーし、金属ボルト類にはオイルをシュー。汚れを落とし錆び止めスプレーで仕上げました。

 

アイドリング関係のクセは大ごとって感じではないし、概ね綺麗なコンディションのフォルツァ君。いい買い物になったと思っています。

 

 2010年11月03日

  ダイヤフラムなど劣化部品の交換

 

バイクにはドレンホースと名の付くホースがいっぱい存在します。

ドレンとは排出すること。エアー、溢れたガソリン、溜ったオイルなどの不要なものを車外に排出するためのホースがドレンホースです。

 

先日注文した細々とした純正部品が入荷したためジェベルで受け取ってきました。今回注文した中にあるドレンホースはエアクリーナーボックスの下から延びるもの。エンジンで発生したブローバイガスをエアクリーナーに導き、その過程で液化したオイルやカーボンなどを溜めるホースです。

ここのオイルはベタベタしているため、垂れ流さないよう普段は栓がしてあります。写真でも分かるとおり、汚れが酷すぎて中が見えません。よって新品に交換しました。新旧で長さが違うのは、なぜ?

 

ほかに注文したのがダイヤフラム。

これはブレーキ用のリザーバタンク内部のゴム蓋です。タンクを観察していると中のフルード液が滲んでくるのでゴムが劣化しているものと思われます。

今回、左右両方のタンクともダイヤフラムを交換しました。ついでに蓋を止めるネジ4本も同時交換。これで様子をみましょう。

 

もうひとつ、前回の点検で清掃したクランクケース内部のスポンジフィルターも新品を購入しました。何かの機会に交換したいと思います。

 

他にも、抜けているネジや外れているクリップなど、気が付いた箇所に新品を取り付けて今日のところは終了です。

 

部品)ダイヤフラム、ドレンホースほか細々部品一式  1938円

 

 

 2010年11月04日

  保険における違法改造の定義

 

晴れる予定が昼過ぎまで曇り。しかも10℃ちょっとの冬の気温。この条件下でフォルツァは始動できるのか? 最近そんな健康診断ばかりやってる気がしますが、銀行に行く用事があったので始動してみました。

セル一発で無事始動。直後のアイドリングが2100回転近くを示しました。これほど高いのは初めてです。気温に対して確実に反応しています。始動時のチョークは問題なし。1分くらいでアイドリングが下がってくる現象は相変わらず。微妙なアクセル操作で2000回転くらいに調整していてあげれば、2分程度で自力暖機(1000回転程度)を始めてくれるので、最近は不便を感じなくなりました(汗)。完全な暖機後は快調です。

 

さて、フォルツァの純正ハンドルは樹脂製カバーに覆われています。無骨な部分を完全に隠したスクーターらしい構造ですが、最近の新型はバイク然としたパイプハンドル仕様が多く、私も剥き出しのほうがスキです。

交換できるハンドルは安価で売っていますから改造は簡単です。しかし事故に備えて入っている任意保険に問題が…

 

保険の加入や支払には様々な条件があって、改造に厳しいのが現状です。車検のある400cc以上の場合は合法的かどうかを車検が証明してくれる事で保険も支払われます。仮に改造しても構造変更という手続きを受けてOKが出れば車検も通ります。つまり車検制度が改造行為を合法化してくれるのです。

問題は車検のない軽二輪(250cc以下)です。

車検がないのは大きな魅力ですが、改造した場合に合法かどうかを証明する手立てがない(機関の証明を受けようがない)ため、事故した時に保険金が下りない可能性があるのです。保険会社は少しでもお金を出さなくて済む事実はないか、徹底的に調査しますからね。

保険各社によって対応も違うようですが、安心して保険に守られるためにも余計な改造はしないに越したことはありません。

 

よってハンドル交換は考えていませんが、カバーを外して美観を整える程度なら問題ないかなぁ〜とか考えてるところです。

 

 

 2010年11月09日

  筑波山近隣プチツーリング

 

雨の予報から徐々に回復し穏やかに晴れた月曜日。いつもは買い物などがメインのフォルツァをプチツーリングに出してみました。

遠出ではないため10時前ごろ出発。目指すは関東平野にポッコリとそびえる茨城県の筑波山です。秋ということで紅葉にも期待です。

 

いざ走ってみると、あまりにも近い山です。なにせ家の側から見えますからね(汗)。ゆっくりと流しながら向かっていくと、道が綺麗になっていて地図とマッチしません。山の手前の入口で迷ってしまいました。歩いていた現地の人に聞くと、どうやら新道が出来たおかげで、すでに目的の入口に入っているようです。そのまま上り坂を進むとアッサリ中腹の駐車場に到着。

あいにく中腹での紅葉はまだ一部分でした(写真)。暑さが長引いたせいでしょうか。

 

さて、先に進みます。のんびりと流して走る気持ちよさ。後から調べたところによると、今年は全体的に紅葉は遅れ気味。北関東でもまだ早いそうですが、寒くなければ笠間の佐白山とか行ってみたいです。この日は日が傾いてきた夕方には帰路に着き、日没前には帰宅しました。

 

バイクは走ってこそナンボです。フォルツァはツアラー的な要素も強いので、流して走るのもアクセル捻って飛ばすのも、それなりに応えてくれます。暖かめな今月中に、もう少し走りたいところです。

 

 2010年11月12日

  少し高級感のある中古純正マフラー落札

 

我が家のフォルツァ君はノーマルグレード。マフラー(サイレンサー)もオーソドックスなデザインです。オマケに前のオーナーが自家塗装した塗料がボロボロと剥がれてきていてカッコ悪い(写真)。

 

マフラーはカッコイイ社外品が山ほど販売されていますが、音量が大きくて近所迷惑です。ここは純正部品に拘りたいところ。

 

ひとつ上のグレード「フォルツァS」の純正マフラーはボディと排気口がメッキで覆われ、スポーティな高級感を醸し出しています。見た感じでは簡単に交換できそう。ウチのフォルツァ君にS用のマフラーを移植できれば見栄えも良くなるのになぁ。

新品は高すぎて手が出ないから論外として、ヤフオクの中古市場でも1.5万円くらいする高価な部品です。簡単には決断できません。

 

そんな中、開始5千円、即決1.5万円という中古のS用マフラーを発見(写真)。

う〜ん、開始価格は安いけど即決価格は相場並だな。どうせ競り合ったら1万円は超えそう。

オクの終了時刻は3時間後。

とりあえず5千円で入札しておくか。6千円あたりを超えたら断念すればいいや。

 

…で、3時間後。

誰もライバルがいないまま、5千円でゲット出来ちゃいました(汗)。なんかマズイ商品なのかな? そんな気はしないけど、もし合わない品だったらオクで売り払っちゃえばいいし(笑)。

 

とりあえず週末届く予定なので交換してみます。

 

部品)

・フォルツァS用純正マフラー(中古)    5000円

 

 2010年11月14日

  S用純正マフラーの交換


届きました、フォルツァS用純正マフラー中古。梱包を開けてみると、おや結構キレイな品です。振ってもシャラシャラ音がするなんて事もなく、外観も大きな傷や凹みはありません。絞め付け用のバンドやボルトも十分使用可能な状態です。これで5千円は超お得! 出品者に申し訳ないくらいです。

 

それはいいとして、俺のフォルツァに使えるのか?

 

そう思うと作業は明日…なんて心のユトリはありません。仕事帰りの夜、ガレージで交換作業を始めちゃいました(笑)。
先に古いほうのマフラーを外し、今回のS用マフラーを嵌めてみます。少しジョイントがキツ目ですが問題なく結合できました。このぐらいのほうが排気漏れとかの心配がなくて安心です。ボルト4本の固定も問題なし。やはりデザインの違いだけで、他の仕様は同じようです。

 

さて、どんな音するんだろ?

中が腐っててババババ!なんて暴走族的音量だったら困りますから、一応エンジンを掛けてみました。

 

キュルル、ドトトトトトト…

 

交換前のマフラー同様、乾いた低音で音量も小さい(ホッ)。迫力がないといえば、それまでですけど…
エンジンを掛けたついでに少し近所を流してみました。回転を上げても、音量は交換前と変わらないようです。よかった…

美観は大幅にアップですね。メッキが高級感を醸し出し、排気口もスポーツバイクのようなデザインで攻撃的なイメージに変身しました。よく見るとメッキの一部にサビのような曇りが出ているので、いずれ丹念にコンパウンドで磨き落してみます。

 

費用対効果の高い買い物が出来て大満足です。

 

 2010年11月19日

  フロアマットを敷いてみた

 

フォルツァのフロアマットは黒いゴム製です。締まって見えるのは良いのですが、残念ながらこのマット、車体とのマッチングが悪くてホックが外れてしまいます。経年劣化で寸法が縮んでしまったのかも。

 

前のオーナーは中央でカットするなどの対策を施していましたが、あまり効果はありません。どうせなら別のものに交換してしまうのが手っ取り早そう。

 

よくネットで見掛けるのはアルミ製の製品です。高級感はありますが雨で濡れると滑りやすいと聞きます。固定もネジ留めで着脱が面倒そうで交換する気になりませんでした。

 

 

そんな中、ヤフオクで見つけたのはカーペット素材のマット。クルマの社内フロアマットを製造している会社が、同じ素材で製作したフォルツァ用です。

切り口の縫製処理もクルマ用と全く同じ。カワイイですね。

 

開始価格500円、即決価格2千円。

即決でも安価ですけど、前回のマフラーの件もありますので、まずは500円で入札開始。その結果、やはりライバル不在で500円でGET出来ちゃいました(笑)。

 

届いた商品を取り付けてみましょう。

裏側には二か所マジックテープが付いていました。車外用の強力両面テープを使って車体に張り付けます。しかし、この位置が車体のネジ穴を塞いでしまう事がわかりました。これではメンテでカウル類を外すときに面倒です。

よって既存のゴムマットを改造し、このマットの取り付けベースにすることにしました。ゴムマットは前述の経年劣化で浮き気味ですが、上からマットの荷重が掛る事で結構安定しています。しばらく様子をみましょう。

 

貼り終わったフロアマット。結構ラグジュアリー感が出てイイ感じです。

怖いのは雨ですね。濡れたら数日グチュグチュしてそうです。ま、とりあえず使ってみます。

 

・フロアマット(カーペット)       500円

 

 2010年11月24日

  ステッカーチューンで誤魔化そう!

 

結構きれいに見えるフォルツァ君。しかし、良く見るとシルバーの外装は再塗装の跡ばかりです。よほど傷だらけだったのでしょうね。シルバー部分はアチコチ塗装されていて、前のオーナーの必死さが伝わってきます。

ちょっと塗装がヘタだけど…

 

塗り方自体はそんなに酷くないのですが、境界線の区切り方がヘンなのです。「ここを塗るならここまで塗らなきゃダメでしょ…」的な箇所が多く、境界線がクッキリです。

 

自家塗装(缶スプレー)はホントに難しくて、長年やってる私でも未だに上手く塗れません。最近は小物以外塗らないことにしています。

自家塗装部分にクリアー(透明塗料)も吹かれていないせいかザラリとしています。先日コンパウントでゴシゴシ磨いて艶を出しましたが塗装のムラはどうしようもない状態です。

 

それなら特に酷い部分から隠しましょう。先日調達してきた「YELLOWCORN」のステッカー。これを貼ってしまえ。

 

目的の場所の反対側にも同じステッカーを貼ります。

ついでに買った「HONDA」のステッカーも「FORZA」というエンブレムの上側に貼りました。

これだけでも結構イイのですが、なんか統一感がないな。2枚のステッカーが離れているせいかも…ということで、キャンピングカー時代に買ってあった白いストライプテープが余っていたため、これを真一文字に貼って2枚のステッカーに連続性を持たせてみました。

 

仕上がりは、まあこんなもんでしょう(写真2枚とも完成後)。

ステッカーやストライプに視線が行くことで塗装のムラが気にならなくなりました。上手に誤魔化せたかな?

YELLOWCORNのステッカーが赤いので、これから先に追加する色は赤色をベースにしていく事になりそうですね。

 

・ HONDAロコステッカー2枚(在庫特売品)     200円

・YELLOWCORNステッカー2枚(在庫特売品)     300円   

 2010年11月25日

  フォルツァのエアー圧

 

タイヤのエアー(空気圧)確認のためゲージで測定しました。

フォルツァのバルブは特殊なのか、かなりしっかりとゲージをあてないとエアー漏れを起こしてしまいます。

グッと押し込んで計測。やや規定値を下回っていますが問題ないレベルでした。一応ポンプで空気を補充。

バルブの表示を見ると窒素が入っているようです。窒素は勝手に抜けにくい特性があるそうですから普通の空気を混ぜちゃうと薄まってしまいます。補充は有料ですし手間も掛るので、私は空気でOKです(汗)。

 

ジェベルのバッテリー充電をしている最中、フォルツァのバッテリー電圧を点検。12.8Vを示し、十分な電圧でした。しばらく交換は要らないかな?

 

 2010年11月30日

  買い物ついでにノンビリ走る

 

穏やかに晴れた月曜日。

ちょっと離れた郊外に大型のUSED専門店がオープンしたことを聞き付け、お宝探しに出掛けました。

あいにく”出会い”はありませんでしたが、大きな店内にはビックリ。田舎店は規模がでかくて驚きます。出発前にパシャリ(写真)。

 

昼食のあとノンビリと走行。暖機後に一旦エンジンを切り1時間程度休ませた後の再始動では、一発で目覚めるものの相変わらずアイドリングが低くてエンストしそうになります。そのまま走り出すか、回転を上げ気味にして1分ほど回せばアイドリングは安定します。もう慣れましたが、原因は何でしょうね。もう少し様子を見ます。

 

帰り道にあった林が見事に紅葉していました。来週くらいには葉っぱも散って冬の装いに衣替えしてしまうのでしょうか。大好きな秋の終わりは物悲しいものですね。

そうそう、今回の燃費は22km/ℓでした。暖機時間が長いから仕方ないですけど、オートマはこんなもんですかね。

 

 2010年12月06日

  晩秋最後のツーリング


天気予報によると、明日は12月としては季節外れの暖かさで昨日の快晴と同様に抜けるような青空とのこと。春まで遠出はもう無理と諦めていたため、千載一遇のチャンス。こりゃフォルツァを出さねば!
しかし、目が覚めると雲が…。朝の予報では昼から晴れて17℃まで気温が上がるとのこと。ちょっと変わったの? 

天気予報を信じてフォルツァで出発。目指すは茨城県中部にある陶芸の町「笠間」。

 

ひた走る常磐自動車道。雲の合間から時折、陽が差すものの、まだまだ曇って肌寒い。

冷え切った寒さを回復するため、パーキングエリアで休憩しながら、第一目標は友部SAにある水戸名物「納豆ドック」を食すこと。平日でも列が出来るほどの人気らしく、はたして購入できるでしょうか。

友部SAに到着。しかし思わぬ結末が…

なんとSA自体がリニューアル工事中で、行列はおろか販売自体が休止されていました(涙)。

 

気を取り直し、笠間へ移動。この頃から青空が広がり出し、気温も急速に上がり出しました。
佐白山のふもとにある笠間城跡公園に到着。大石内蔵助の親族と関係深いらしく記念像まで立っていました(写真上)。

 

ここは紅葉の名所ですが、残念ながら時期は終わり落ち葉が散乱していました。イチョウの木の根元に銀杏がたくさん落ちていたので、何個か拾ってから徒歩10分の笠間稲荷神社を参拝。

神社前の店で食べた「けんちんうどんとソバ稲荷寿司」は美味でした。

 

少し移動すると笠間焼の窯を発見。ちょっと停車して窯を見学させてもらいました。火は消えていましたが、内部には作品がいっぱい(写真)。

 

この近所に自分の母校があることを思い出し、ちょっと寄り道。
校舎は卒業当時と何も変わっていませんでした。30年前の話では、さすがに恩師はもういないでしょうね。正門から眺めただけで出発。

通り道にある先祖代々のお墓に寄った頃から、次第にノスタルジックな気分になってきました。

 

ちょっと見てこようかな・・・

 

今は引っ越して別な街にある実家ですが、この近所には私が小学1年生から大学時代まで住んでいた旧実家があったのです。はたして建屋はどうなっているのでしょう。

恐る恐る訪れると、観光会社が買い取った旧実家は駅前通り側だけ事務所に改造されてはいるものの、後ろ側は昔のままでした。外観は汚らしいまでも、懐かしの建屋は残っていたのです。急激に膨らむ思い出の数々。

 

町の中をしばし周遊し、これは元のままだ、ここは変わっちゃった…などと記憶と照合しながらトコトコと走行。消え掛けていた記憶が再生されていく喜び。しばらく走ってから、近所に出来ていたファミレスでコーヒーブレイク(こんな田舎にも出来たのか…)。

 

さあ、そろそろ出発しないと、自宅に着く前に陽が落ちてしまいそうです。この季節は陽が落ちると急激に寒くなりますからトットと急ぎましょう。
再び戻ってきた友部SAにはスマートETCがあり、SAから出入り出来るようになっていました。こりゃ便利です。

せっかくSAに入ったならと仮店舗で営業していた土産店で物産を購入したあと、日没直後に何とか帰宅できました。

 

総走行距離は160キロ程度ですが、晩秋のラストチャンスは、とてつもなく有意義な一日になりました。
春になったら、もう少し遠くまで行ってみたい…フォルツァは遠距離ツーリングにも向く最高のアイテムです。

 

 2010年12月09日

  半分高速の燃費は…

 

笠間までのプチツーリングで160キロほど走りましたので、今日ガソリンを給油しました。230キロ時点での満タン燃費は23.7km/ℓ。微々たる違いとは言え、今までの最高燃費です。

 

前のオーナーは通常で23、高速メインなら27〜30走ると言っておりましたが、現状では30なんて走りそうにもありません。エンストしないようにキャブを調整してもらった副作用でしょうかね(汗)。

でもフォルツァの場合、平均すると23前後のようですから、エンストするよりマシですよね。

 

走行後エンジンを止め、10分ほどして再始動すると、アイドリングが落ちてすぐエンストする症状だけが直っていません。始動後1分くらい回転を上げていれば(または走り出してしまえば)安定するのですが、被り気味なんでしょうかね。真冬にでもホンダドリームに入院させてみるかな…

 2010年12月20日

  奇跡の小春日和

 

午後から晴れて暖かくなるという天気予報でしたが、目が覚めると朝から快晴の小春日和でした。こんな天気なら朝から何処かへ行けばよかったなと後悔。折角の機会だし、フォルツァを出したいな。

ゆっくりと寝ていたせいで出発が昼前になり、ちょっと遠方の店まで買い物に出ることにしました。

 

エンジンは冷え切っていても一発始動。例によって暖機後の再始動(15分くらい停止させたあと)はアイドリングが不安定ですが、2分も回せば安定します。

快晴のなか、細々とした用事を済ませながら目的の店に到着しました。

数年来探していたバイク用バッグで、求めていたデザインのものを発見。GETしてきました。

 

条件は、

@サイフとケータイを入れるため磁石を使用していないこと(磁気カード保護のため)

Aカギ類をサッと出し入れ出来る様にマジックテープで開閉できるポケットを外側に有すること

B現在使っているバッグより大容量で荷物が入れやすいこと

C振り分けできるポケットが多いこと、などなど…

 

今回選んだバッグはショルダーにもウエストバッグにもなる多機能型。防水ではありませんが、容量は倍になったため、使い勝手は上々です。

 

帰り道に河川敷を通ったので、しばし停車しタバコ休憩。風も日差しも暖かく、遠くの景色を眺めながら心のリフレッシュをしてから帰路につきました。

 

 2010年12月26日

  オートチョークを交換してみた

 

始動1分後や暖機後の再始動時にアイドリングが下がり気味になる症状があるフォルツァ君。今でも原因不明の不調箇所です。
キャブレターやエアー系など疑う場所は多々あれど、とりあえず手軽な場所から対策していきましょう。


今回はオートチョーク、正式名称「オート・バイスタータ」の交換です。
チョークはエンジン始動を簡単に出来るように混合気濃度を濃くする仕組みです。オートチョークは、それを自動化したもの。コイツに電気が流れると徐々に針が伸び、濃度を適正値に戻すという単純な仕組みです。ただし、よく壊れる部品と言われています。
原因を切り分けるためにも、まずはこれを交換してみましょう。直る確率は10%…かな。

 

新品を注文すると4500円するオートチョーク。3か月ヤフオクを探し続け、新品在庫処分品を2000円でゲットできました。
さて、まずは既存のオートチョークを外してみます。シートを開けてバッテリーが収納されている蓋を開けると、そこにはキャブレターの頭が見えています(写真)。中央のL字型の黒い部品がオートチョークです。ネジ2本を外し電源カプラを外せば簡単に取り外すことが出来ました。

 

オートチョークが発熱することで中の膨張体が膨らんで先端の針が伸びます。伸び切るまでの時間は外気温でも変わるようですが、おおむね1分〜5分くらいでしょう。針が伸びるとバイパスの空気が遮断され、結果的にガソリンの濃度が下がります。濃度が高いうちはエンジンは掛かりやすくなりますが、エンジンが暖まったあとは逆に濃すぎてしまい、ボコボコいって吹けなくなったりエンストしたりしますので、オートチョークは時間経過とともに濃度を自動的に下げるためのパーツなのです。


 

新旧2つを並べてみると、汚れこそあるものの特に違いはありません(写真)。先端に見えるのが針です。

新品に交換して作業終了。ネジを落とさないよう注意して行えば、たった5分の簡単交換です。

 

エンジンを始動してみましょう。
始動すると、アイドリングは2千回転。いつも通り、通常より高めで掛かりました。

オートチョークに電気が流れ出してから約1分後、アイドリングが下がり出しました。針が伸び出したようです。

本来なら1500回転あたりで安定するはずですが、残念ながらさらに下がっていきます。エンストまではいきませんでしたが、千回転程度で弱弱しく回りながら徐々に安定してきました。

約3分後、既定の1500回転で安定し、暖機完了です。

結果的に何も変わりませんでした。原因はオートチョークではないようです。


一度安定すれば、その後の走行に不具合はありません。高回転まで回るしアイドリングも安定しています。しかし、一旦エンジンを切り、15分以上停止したのち再始動すると、やはりアイドリングは低く始動します。ひどいときはエンスト。アクセル操作で1分くらい回せば安定しますが、この現象も直っていませんでした。

 

残念ながら不発に終わったオートチョークの交換。しかし、直さなくても走行に支障はないし、直すにはディーラーに入院させる必要がある(ほど難解な故障である)ことがわかりました。当面は勉強しながら原因を探ってみたいと思います。

 

部品)
オートチョーク(オート・バイスタータ)新品在庫処分品 2000円

 2010年12月27日

  ライドトレックシューズをGET

 

(この記事は他のコンテンツと一部重複します)

 

エリミVの時代から黒革のロングブーツを愛用していました。今でもフォルツァでプチツーリングに出るときは使用していますが、さすがにオフロードのジェベルでは似合いません。よってフォルツァでの街乗りやジェベルでは普通のトレッキングシューズを愛用しています。残念ながら長年使用しているせいでボロボロですが(汗)。

 

今日、MPVをスタッドレスタイヤに入れ替えてきました。行きつけの2りんかんです。作業を待っている間、バイク用品売り場で年末割引セール品を物色。バイクシューズ売り場で目を引いた製品を発見。面白いことにトレッキングブーツのようなルックスを持ちながらバイク用の作り込みがなされているのです。メーカー名を見て納得。バイク用品の老舗「デイトナ」と、アウトドア用品メーカーの大手「キャラバン」のコラボ製品でした。

 

「ライドトレックDH803(写真)」。


普通のバイク用ブーツはバイクに特化して作られているため、街を歩くと疲れる製品が多いんです。逆にウォーキングやアウトドアシューズはバイク用に作られていないため、ギアチェンジ操作に不向きな作り込みが多く、そういった長短を解決しようとデイトナとキャラバンが手を結んで半年前に作られたのが、このライドトレックなのです。

 

防水仕様や有名なビブラムソールを取り入れたデザイン、片足で500g程度の軽さは、まさにキャラバンシューズそのもの。ウォーキング性能は登山靴並みに優れており、出先の観光で困る事はなさそうです。
そこにバイク用の作り込みがプラスされます。左足のギアチェンジ(特に蹴り上げ動作)で傷付きやすい甲の部分を本革のシフトガードで補強。また停車中の爪先立ち姿勢を支える高剛性ソールは、足の負担を軽減してくれます。靴ひもの中央部分には、走行風で紐が車体に絡まったりしないよう本革のフラップで固定できます。
こんなコラボ製品は滅多にありませんよ。定価17850円のところ、たまたま20%オフだったため15000円以下で販売されています。こりゃ買うしかないでしょ!

 

っていうことでGETしちゃいました。ジェベルでも使う事を想定しオリーブ色をチョイス。会社にも履いて行けそうです。


クョスコニョ    [1] 
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