震災から二週間と3日が経過しました。福島の原発は未だに一進一退の状況で、放射能汚染を食い止めるべく関係者が努力中です。毎日の報道を観る度に気持ちが滅入ってきます。
今日は快晴で昼から穏やかな天気。花粉と放射性物質の浮遊が心配でしたが、滅入った気持ちを払拭したくてフォルツァを出しました。
比較的遅めの時間に家を出発。暖機途中にスタートし、30m先の十字路を右折。ここは急な坂道ですが、アイドリングで下るとエンスト。どうやら条件によっては、まだアイドリング低下現象は起きるようです。気にせず再始動。
さて、自宅のある茨城県南部はまだしも北部は道路事情が悪いので、つくば辺りを上限に周遊開始です。筑波山の梅まつりも震災で中止と聞きます。つくば宇宙センターも震災の影響で国際宇宙ステーションの制御が出来ず、NASAに運用を切り替えているとのこと。周辺の古い家屋は屋根瓦が落ち、ブルーシートで覆われた家が目立ちます。アチコチに後遺症が残っているようですが、道路は健全でした。
巨大な霞ヶ浦湖畔に到着。総合公園は閑散としており、枯れたススキが淋しさを演出しているようでした。小高い場所に建っているオランダ風車は、外観がシッカリしているようでも立ち入り禁止(写真)。経済や電気に限らず、あらゆる活動が停止している異様な光景を感じました。
すぐ側には自衛隊の駐屯地があります。霞ヶ浦は戦中、飛行訓練学校(通称「予科練」)があり、その跡地が今でも使用されています。その一部は一般に開放され記念館にもなっています。
自衛隊の主力は東北地方に出掛けているためか人影は少ないようですが、数人の隊員と女性自衛官が山本五十六の銅像前で記念写真を撮っている光景も見えました。地方の応援部隊でしょうか?
写真撮ってる場合か?
あんたらも東北に行けよ…
やや呆れながらもフォルツァを移動。遅めの昼食のあと、近隣の古本屋系中古ショップを物色。そのまま大きく周回しながら、夕方には帰宅しました。走行距離は控えめな70kmくらい。
最初のエンスト以降は概ね良好な走りを見せたフォルツァ。親友ジェベル君が今、キャブのオーバーホールで入院中のため、ここぞと張り切っているようです。
これから春が始まります。原発や計画停電を気にせず、思いっ切りツーリングに出掛けたいですね。