ウチのジェベ君。キーシリンダーにキーを差し、ONの状態に回してもキーが抜けてしまいます(笑)。我が家に来る前、鍵穴をイタズラされた過去があるのかもしれません。ONでもキーが抜けるということは、走行中でも転倒とかの衝撃で飛び抜けてしまう可能性があり、とても笑いごとでは済まなくなります。
ずっとオクで代替のシリンダーを探していました。程度や値段以外に大事にしたのは「フルセット」かどうかということ。
バイクのキーはエンジン始動以外に、ガソリンタンクの蓋を開けたり、ヘルメットホルダーに鍵を掛けたりするときにも使います。
もしシリンダーを交換したとして「1本のキー操作」に拘りたいのなら、シリンダー以外に上記パーツをまとめて交換しなければ、数本のキーを持ち歩くことになってしまいます。
やっとみつけた品(写真上)は値段の割には程度がいい。「ON」などの鍵穴にプリントされている白文字も消えていないし(擦れて消えている車体は多いんです)、カギも純正が2本ある。おまけにインジケーターランプまで付いていてお得です。様子を見ながら入札し、ライバル不在のまま4200円でGETです。
キーシリンダーセットが届きました。
早速ジェベルに移植してみましょう。実はこのセットはジェベル用ではなくDF200に付いていたもの。まぁ大丈夫だろう、ジェベルとは兄弟車だし。
先日フロントフォークを外せたおかげで作業は順調に進みます。ヘッドランプごとライトガードを外し、プラスティックのカバーを外すと配線の束が出てきました。この時点でジェベルはカオがない状態です(写真)。
配線を整理しながら掻き分けるとメインシリンダーの取り付けボルトが2本見えます。六角穴が開いているタイプです。サイズに合うレンチを出して回してみるとクルクル簡単に回ります。
”おや? レンチのサイズ一回り小さかったかな?”
いやいやボルトはちゃんと回っています。2本とも最初から緩んでいるようです。
おいおい・・・
ボルトを外すとシリンダーは問題なく外れました。インジケータとシリンダーから延びるカプラを外し、先に新しいシリンダーを差してみます。取り付け前の動作確認です。
メインキー「ON」。ヘッドライトとニュートラルランプが点灯。ウインカーやハイビームの切り替え操作に応じて、すべて正常に点灯しています。問題ないようです。傷は少なくインジケーターの明るさも増してくれたおかげで見栄えも格段によくなりました。
シリンダーをボルトで締め付け、カプラーに接点復活剤を塗布した上で接続しました。あとは逆順にヘッドランプ類を取り付ければ完了です。所要時間は1時間くらい。比較的簡単でした。
後部にあるヘルメットホルダーも交換します。取り付けには星型のねじを使います。トルクスレンチという特殊工具が必要ですが、安いもので十分です。
最後にタンクキャップ。内側に若干のサビが出ているのが気になりますが、簡単にサビを落として車体にはめ込むと外観は前よりキレイになりました。
部品)
キーシリンダー&タンクキャップ&メットホルダー(中古)4200円